本日の日記

美味しく

2025年11月13日(木曜日)

私たちが感じる味の基本は、甘味、酸味、塩味、苦味、それとうま味の五種類です。
これらの組み合わせによって、味覚ってつくられているんですね。
味覚というのは、他の感覚よりも外見の刺激に敏感で、視覚、嗅覚、舌ざわり、温度感覚の影響を大いに受けています。
だからね、私はね、自分が楽しく食事ができるように、お弁当を買ってきても食器に移し替えたり、時には照明も変えたりしています。
だってね、美味しく感じるのは、味覚だけでなく、視覚、嗅覚も影響しますからね。
色どりや盛り付けなどを見て味わい、香りは食欲をそそりますからね。

松原照子印

本日の世見

八芳園

2025年11月13日(木曜日)

東京都内屈指の日本庭園といわれているのが、白銀台にある「八芳園」の庭園です。
江戸時代の初めのことです。
この地には、大久保彦左衛門忠教の屋敷がありました。
家光が愛した盆栽を、彦左衛門が床に臥した時、三代将軍家光は自分が愛した松野盆栽を彦左衛門に贈ったのです。その松は地に降ろされ、その後、樹齢400年を越える見事な巨木になったのです。しかし、昭和29年(1954)に枯れてしまいました。
でも、長きに渡り、庭にそびえて生きてくれていたのです。
彦左衛門の盆栽の山茱萸(さんしゅゆ)も地に降ろされ、枯れ木になっても現存しているようです。
明治になると、白金台は政財界の有力者たちが本宅や別荘を構えるようになりました。
明治の末にこの地を所有したのが、渋沢栄一の従兄弟の渋沢喜作でした。当時の敷地面積は三千坪もあって、広大な庭は梅園でした。
大正四年、久原房之助が、渋沢からこの地を購入し、周囲の土地も手に入れて、敷地面積を1万坪に拡大、そして作りあげたのが、自然の地形を活かした大庭園でした。
各地から集めた名石・名木を配置し、四方八方どこから見ても美しいという意味で、久原が「八芳園」と名づけたといわれています。
家光が彦左衛門に贈った松は、昭和29年に寿命を迎えましたが、戦後、記念写真スポットとして多くの人々から愛されていました。
もしかするとあなたの家にある写真に、ご家族のどなたかが、この松の前で記念写真を撮れているかもしれませんね。
都心で味わえる自然と歴史の庭「八芳園」にお出かけになってみませんか。
東京メトロ南北線と都営三田線の白金台駅2番出口より徒歩1分です。
大久保彦左衛門が歩いたかもしれない、同じ場所を歩けるかもしれません。
天下の御意見番として有名な彦左衛門。
政治家の方も、彦左衛門の気合を感じとりに、出かけられるといいと思いますよ。

松原照子印
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