本日の日記

あの世

2025年9月14日(日曜日)

あの世ってどんな世界なんだろうかと思うと、いつもテレビや映画を思い出します。

亡くなられた方々が出ておられて、亡くなられた気がまったくしません。

もしかすると、あの世ではテレビドラマや映画のように、自分が亡くなったことをすっかり忘れて、あの世で暮らす人々とこの世と同じように暮らしている気がするのです。

 


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松原照子印

本日の世見

桂小五郎と幾松

2025年9月14日(日曜日)

「英雄色を好む」の故事もあります。

維新を成し遂げた男たちの恋物語も興味がわきますが、激動の時代にも男たちを愛してやまない女の物語は波瀾万丈だったのではと思いたくなります。

恋心というのは摩訶不思議です。恋する理由を探してみたって答えは見つからない。心が乱れ、時折り深みに嵌まります。

京では、尊王攘夷運動をする志士たちは藩や後援者もいて、お金に困ることもなく、夜な夜な派手に遊んでいて、芸妓を愛人にしている者も多くいました。

あの桂小五郎も、かなりお金を使って、京で1、2を争う人気芸妓の幾松を座敷に招き入れていたのです。

幾松は生まれながらの美人で、笛や踊りなどの芸事もピカイチ。頭脳明晰で話上手。これじゃ男にもてるわけです。

ところが、いつしか幾松は桂を本気で好きになるのです。

桂も窮地におちいった時、幾松の本心を知ることになるのです。

私ね、桂小五郎と幾松の恋物語大好きなんです。

「禁門の変」で長州藩が京から追われた時、桂は物乞いに変装して市中に潜伏しました。その時には、幾松が食事を運び、隠れて住んでいる橋の下へ届けたのです。

新選組に連行されて厳しい尋問を受けても、幾松は桂の居場所を白状しませんでした。
そして、幾松の助けで無事に桂は京から脱出することができたのです。

幾松の凄いのはこれからです。

彼女はそのあとを追い、商人夫婦を装いながら一緒に逃避行を続け、但馬出石には半年以上潜伏していました。

やがて長州へ生還し、二人は正式に夫婦となり、維新後は幾松は改名して松子となり、1877年(明治10年)に桂が亡くなるまで仲睦まじい夫妻だったといわれています。

幾松は1844年に生まれました。
43歳で桂との別れがありましたが、私なんかとてもうらやましい恋だったと思います。

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