本日の日記

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2025年3月26日(水曜日)

卒園式や卒業式の時期ですね。
卒業式は、学生生活を無事に終えた喜びと共に、仲間との別れもあります。
卒業式を迎えられるお子様がおられる方は、温かい言葉を掛けてあげてくださいね。
日本では、陸軍戸山学校の卒業式が一番古いと言われています。
特に優秀な生徒には、銀時計などが送られました。

松原照子印

本日の世見

京都・壬生寺

2025年3月26日(水曜日)

春の陽気に誘われて、日本の古寺を訪れてみませんか。
「大本山総本山を巡礼で味わう」のです。
十三宗派の仏教建築には、現代人の心を安らかにしてくれる力があります。
静寂な空気に触れ、悠久の時を体感すると、古寺特有の漲るパワーを手に入れられる気がいたします。
「古寺巡礼」に今からご一緒しませんか。
古寺は、苔むすほどに長い時を経て、あなたの訪れを待っています。
ホラホラ、老杉があなたを待っていてくれますよ。
そして、古人(いにしえびと)の祈りも聞こえてきます。
日本仏教、その歴史は6世紀まで遡ります。
今日、京都の「壬生寺(みぶでら)」を選んでみました。
この壬生寺と言えば、あの新選組の兵法練習場として使われていた古寺です。
境内の池の中にある島には、近藤勇の胸像や新選組隊士達の墓があり、この墓は「壬生塚」と呼ばれています。
建立当時は「小三井寺」と呼ばれていたのですよ。
この古寺のお勧めの理由が「大念仏狂言」です。
この大念仏狂言の特徴は、現在のパントマイムのように身振り手振りだけで仏の教えを説いたことです。
「勧善懲悪」「因果応報」と言った仏教の教えを、娯楽のように知ることができる宗教劇です。
私ね、この壬生寺で心を奪われたのは、千体もの石仏が安置された「千代仏塔」です。
8月に行なわれる壬生寺万灯会。私はまだお出掛けしてはいませんが、この仏塔に灯がともされます。
「壬生さんのカンデンデン」と言われて親しまれていて、重要無形民俗文化財にも登録されています。
大念仏狂言は、1856年に再建された大念仏堂で行なわれます。
本堂内には平安時代の地蔵菩薩(重文)が安置されています。
この地蔵菩薩は延命菩薩で、10の功徳十益を得られると言われていて「安産」「病気平癒」「延命」などを望まれる方々が手を合わせます。
一度は訪れて欲しい古寺、私お勧めの「壬生寺」です。

松原照子印
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