本日の日記

おわら風の盆

2025年9月01日(月曜日)

長月(ながつき)です。
秋を迎え野山の風景も本来なら変わる頃ですが、年々秋が短くなった気がいたします。
「お月見」といった風情を楽しむ人が少なくなった日本ですが、夜空にひときわ明るく輝くお月様を眺めて、時が過ぎ行くのを忘れてみるのも、私は素敵なことだと思います。
富山県では9月1日から「おわら風の盆(おわらかぜのぼん)」というお祭りが開かれます。
このお祭りは、実りの秋を迎えるにあたり台風などの風の被害がないことと、五穀豊穣を願い、「越中おわら節」にあわせて踊り続けます。

松原照子印

本日の世見

天地始粛

2025年9月01日(月曜日)

皆さんは「二十四節気(にじゅうしせっき)」や「七十二候(しちじゅうにこう)」という言葉をご存知でしょうか。
これは、1年を太陽の動きに合わせて24に分けた「二十四節気」と、それを細かく、約5日ずつの72の季節に分けた「七十二候」という、昔の人が使っていた暦です。

その七十二候のひとつに「天地始粛(てんちはじめてさむし)」という言葉があり、ちょうど8月28日~9月1日頃にあたります。
この「粛(さむし)」とは、弱まる、静まる、おさまるという意味のようです。
昔の人は夏の暑さを少しずつ和らぐ今頃をどのように思っておられたのでしょうか。

日を追うごとに、北からは秋雨前線が冷たい空気を運んで来ます。
今年の秋も短いかもしれませんね。
雨上がりの澄んだ空には、うろこ雲が広がることがあります。
あなたも、空に浮かぶうろこ雲さんと、数秒でもいいから仲よしになってみてくださいね。
うろこ雲は、正式には「巻積雲(けんせきうん)」と言うそうです。

9月と言うだけで秋が近づく、こんな思いがいたします。

こうした季節の変化は、地球の公転面に対して地軸が傾いているために起こります。
日々の太陽の高さや日照時間が変わるのも、そのためです。
地球さんは生きているんですよ。

日本人はね、季節といえば春、夏、秋、冬が当たり前に思っていますが、でもね、世界に目をやると季節の変化を感じられる国って少ないようですよ。

昔から日本には「和風月名」と呼ばれる日本独自の12ヵ月の呼び方がありました。
その起源は日本書紀にもあるように古い昔からあるようです。

この和風月名で9月は「長月」です。
だんだんと夜が長くなることから「夜長月(よながづき)」が語源になったと言われています。

日本人が忘れかけている季節を表わす言葉の美しいこと。
この美しい言葉と日本のしきたりが、これからも続くといいですね。

これから一日ごとに秋は深まり、野山の風景も少しずつその色を変えはじめます。

松原照子印
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