
月刊SYO
2024/7/01
◉月刊SYO 2024年7月号|深堀り中国
世の中の動き
■独裁者の妻
あなたは歴史に名を残した人の中で誰に興味が湧きますか。
これからも歴史に名を残す人たちが登場します。
現在、世界中で起きている出来事の私たちは証人でもありますからね。
現代は世界中の情報を、スマホですぐに知ることができる人々で溢れています。
ただ、独裁者が牛耳る国では目や耳を塞がれていますが、これから独裁国家は生き残りにくくなることでしょう。
独裁者たちと共に浮かび上がるのが彼らの妻たちです。
韓流ドラマ、中国ドラマは独裁者の妻たちの生きざまを見事に演出しています。
夫は独裁者で、妻は独妻者。
独妻者と言えば、フィリピンのマルコスの妻イメルダ・マルコスがいました。
「3000足のブランド靴、500着のブラジャー」は当時有名になりましたからね。
このイメルダ、フィリピンでのコンサート中だったビートルズに大金を積み、マルコス主催のパーティーに呼びつけましたが、ビートルズは出席を拒否すると、国中にビートルズの悪評をイメルダが流したため、ビートルズは国民から暴行を受けました。
権力の凄さを感じます。
マルコス・イメルダ王朝が人民革命で宮殿を追われ、二人はハワイに亡命しましたが、マルコスの死後、彼女がフィリピンへ帰国すると待っていたのが熱狂的なファンたちでした。
現政権に反発する国民から「アイラブ・イメルダ」と言われ、レイテ島では「国民の母」、また「貧しい人を救った人」と人気が高かったと言います。
どうも独裁者には独妻者の影響が強いように思います。
独妻者と言えば、如何なる点においても自分より優れた女性を許さなかった、獄中で自殺した毛沢東の四番目の妻「江青」です。
江青女史は毛沢東を愛したのでも有名ですが、愛しすぎたばかりに嫉妬心は人一倍だったのが何故だったかがわかる気がします。
毛沢東は、若い女性には不老長寿の効果があると信じており、国民が飢えていてもダンスパーティーで若い女性を手に入れていたのです。
中国を建国した20世紀の巨人と言われる毛沢東、彼の巨大な肖像画は今も北京の天安門正面を飾っています。
■習近平と毛沢東

習近平は「毛沢東思想は絶対に削除してはならない」と強く主張した人です。
1949年に中華人民共和国を誕生させた毛沢東。
習近平は第二の毛沢東として中国の歴史に残りたいのではと思います。
毛沢東があと15年生きていたら中国はどのようになっていたのでしょうか。
「毛沢東の82年の生涯」は輝かしいとは言いたくありません。
文化大革命では知識人を弾圧し、100万人以上の命を奪ったのですから恐ろしい人でもあります。
1976年、周恩来が1月に死去。
朱徳が7月に死去、9月9日に毛沢東が死去と1976年は中国の歴史の変わり目でもありました。
第一次天安門事件もこの年の4月に起きていますからね。
毛沢東があと15年生きていたら1991年、日本においては平成3年です。
この平成3年といえば国民的人気者になった双子が登場しました。
「キンは100歳、ギンも100歳」明治25年生まれの二人はチャーミングでした。
平成4年まで毛沢東が元気だったら天皇陛下が中国を訪問された時にお会いしていたことでしょう。
中華人民共和国が誕生できたのは日本軍のおかげかもしれません。
日本軍が中国侵攻をしていなければ今とは違う中国になっていたとしか思えません。
毛沢東は日本軍と手を結んでいたのですからね。
当時の日本外務省と毛沢東の関係に興味がある人は調べてみると、今の中国への道を作ったのが日本軍だったとわかると思います。
1945年の8月、日本は終戦を迎えましたが、1945年の8月、毛沢東は重慶で蒋介石と会談しています。
1945年といえば習近平はまだ生まれていません。
今月の「世の中の動き」にはこれからの中国を知る上で習近平という一人の「男性」にまずは目を向けたくなりました。
彼を知ることで「台湾有事」の本筋も見えてくる気がして、不思議な方々のお力もお借りして私の感じるまま書いてみたくなりました。
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