本日の日記

夏至

2025年6月22日(日曜日)

二十四節気では、今日辺りが「夏至(げし)」かなぁ。
夏至って、一年で最も昼間の時間が長い日です。
夏枯草(なつかれくさ)って聞いて、どんなお花を連想しますか?
これ、ウツボ草のことなのですよ。
紫色の小さな花、この花が咲き終わると、枯れたように褐色に変化するので、このように呼ばれるそうです。
昔の人は何とも言えない名前を付けますね。

松原照子印

本日の世見

宝永の大噴火

2025年6月22日(日曜日)

空を埋め尽くして飛ぶリョコウバト。その大群を人々が目にしていたのが19世紀初頭の北アメリカ大陸でした。
50億羽もいたというのですから凄い数です。
このリョコウバトという名は、“年に2回旅行する”というのが由来のようです。
全長約40cmのとても美しい鳥でした。
このハトの大群は長く列をなし、その厚い層のために太陽が陰るほどでした。
群の長さは、東京~大阪間と同じ400kmもありました。
でも、人々は凄まじいハト狩りを繰り返し、人間によって食べられ、羽毛は羽布団の材料として利用されます。そしてリョコウバト最後の1羽のマーサは1914年9月1日午後1時になくなりました。こうしてリョコウバトは100年も経たぬ間に絶滅してしまったのです。
リョコウバトは、空に壮大な青いじゅうたんを敷きつめました。
背中の青い羽根が日の光を浴びると、青紫色に輝くのです。
もう見ることは出来ません。
私達は神ではありません。
この地球で共に暮らす他の生命を、もう少し愛しいと思ってあげないと、きっと私達は自然界からメスが入れられ、地震や火山の噴火という最悪なシナリオが連動されることと思います。
宝永地震は富士山噴火が連動しました。
宝永の時の富士山の噴火では、江戸の中心でも数cmの降灰がありました。
この時は西風が強かったために、富士山の東側に多くの灰が積もりました。
雪と違って火山灰は溶けません。
又、火山灰は電気を帯びているといいますから、現在なら、電波を使っているスマホなどの通信に支障が出ることでしょう。
噴火が長びけば長びくほど被害が拡大します。
噴火が治まったからといって安心は出来ません。
山間部に大量に積もった火山灰が、雨が降る度に土石流を引き起こします。
宝永地震以後、富士山は噴火していません。
宝永の噴火から今年で318年が経ちました。
かなりの量のマグマのエネルギーが溜まっていても不思議ではありません。

松原照子印
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