大人ってどんな人を言うのだろうか。
そりゃね、78歳にもなると、誰一人として子供とは思わないし、見えるわけもありません。
でもね、幼い頃の子供心がまだ残っていてね、未だに朝一粒のアメが子供心に火を点けます。
母が、朝目が覚め、顔を洗い、歯を磨くと、「おめざ」と言って一粒のアメを口に入れてくれていたものだから、「おめざ」のアメは童心に帰ることができる最高の行為です。
ネエネエ、大人ってどんな人なの?
体験を重ねただけ、それとも知識を増やしただけ、肉体が年の数だけ変化したからなの?
私達って心のどこかに幼心が残っていて、誰かに頼らないと生きられない、こんな思いが残っていると思うの。
だからと言って、子供のように素直に甘えられなくなっていたりします。
今日くらいは、どなたかに背中を掻いてもらうとか、ちょっぴり甘えてみては如何ですか。
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甘える
2024年12月05日(木曜日)
本日の世見
世の中が、歴史が大きく変化するスタートの年、それが2025年です。
『月刊SYO』(有料サイト)の「世の中の動き」において、私は11月号、12月号 新年号と連載で、心の中にあるものを書かせていただいています。
お読みくださる方にどのような思いをお届け出来るかはわかりませんが、あなたも私も、これから起きることの歴史の証人であることは間違いありません。
世界中の出来事をいち早く知ることが出来なかった時代とは違い、今はスマホという、恐ろしいといいますか、神が宿ったといいますか、人類は凄い物を作りました。
それだけで終わらず、AIが登場して、「思考」という人類だけが持っていた力も、消える運命を辿り始めてしまいました。
あって当たり前になってしまった、スマホやパソコン。5~6年もせずに、AIは今のスマホと同様、あって当たり前になることでしょう。
人類は人類らしさが薄れ、考える力を失くしていくことでしょう。
もう未来なんかに夢を託す必要もなくなり、「自分の行く末はAIに聞けばいい」と錯覚する人で溢れます。
「核の脅威」この思いの世界も、AIが鍵を握る世界が登場するとしたら、あなたはどうされますか?
恐ろしい世界が広がるのに、それほど時間はかかりません。
私は、AIと向き合う方法はわかりませんし、スマホに自分の大切なこの世の時間を奪われることもありません。
便利な世になったことにはありがたさも感じてはいますが、母が朝早く起き、かまどでご飯を炊き、炭を熾し、味噌汁の香りが漂い‥‥朝、目覚めたあの頃は遠い日の幻です。
洗濯も、盥に洗濯板がセットでした。子が母親に感謝の気持ちを抱けたのも、命を支える食事作りに精を出す母親の姿に、生きることの貴さを学べたからだと思います。
「家族が寄り添い生きる」
もしかしたら今の日本から、この思いが消えて行こうとしているのかもしれません。